2021.9.26 更新
ラベンダー・スピカは、ちょっとスパイシーな香りで、甘く優しいラベンダーのイメージとは少し違う香りです。
リラックスできる香りというよりは、頭をクリアにできる香り。
しかも、お肌に良いという働きもあります。
あまりメジャーなラベンダーではないのですが、なかなか使える精油なので、1本持っておくと便利です。
<目次>
Lavender Spica | ||||||||
学名:Lavandula spica(ラワンデュラ スピカ) 科名:シソ科 抽出法:水蒸気蒸留法 抽出部位:花と葉(花穂) 産地:フランス、イギリス、イタリア、ブルガリア、ユーゴスラビア 主成分:リナロール、1.8-シネオール、カンファー
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ノート/ブレンドファクター/色
ミドル / / 浅黄色〜無色
香りの特徴
ややスパイシーなハーブ系の香り
主な特性
禁忌
乳幼児、妊産婦、老人への使用は避ける(ケトン類が含まれるため)
ラベンダーを購入する時は学名を必ず確認すること!
ラベンダーはとても品種の多い植物ですので、学名が違うと香りも作用も全く違います。
ラベンダーというと甘くやさしい香りでリラックスできると思われがちですが、ラベンダー・スピカは香りも用途も違うのです。
などの種類がありますから、必ず学名を確認してから買うようにしてください。
ラベンダー・スピカの香りは、イメージでいうとローズマリーのような、スーッとした香りなのです。
成分に、1.8-シネオールが含まれていますのでね。
ちょっと、これがラベンダーかい?というような香りですよ。
ラベンダーというと「リラックス」のイメージがあると思いますが、スピカはクリアな香りですから、種類が違うと思ったような効果が得られないということです。
リラックスしたい時は、ラベンダー・アングスティフォリアの方がおすすめです。
ラベンダー・スピカはスパイクラベンダーとも呼ばれます。
ラベンダーとは思えないクリアなスッキリした香り。
それは、成分に1.8-シネオールやカンファーが含まれているからです。
甘味の少ない香りなので、スパイス系の香りともよくあいます。
ラベンダー・アングスティフォリアもやけどには十分役に立つのですが、それよりも強力なのがラベンダー・スピカです。
スピカは瘢痕(はんこん)形成作用に優れていて、傷を治したい時に最適なメディカルアロマです。
軽い火傷くらいならスピカ一つで治ってしまうでしょう。
また、傷跡の修復にもいいので、虫さされの跡などスピカを塗っておくと治りが早くなります。
私は料理をしていてやけどをした時などは、ラベンダーをそのまま塗ってしまいますが、その辺りは自己責任でお願いします。
一応、薄めて使う使い方をご紹介します。
<材料>
これを混ぜてやけどしたところに塗ってみてください。
小さなクリーム容器などに作っておくと、数日使えると思います。
早く塗るほど治癒が早くなるので、やけどをしたらすぐに使ってみてください。
年齢を重ねるほどに、やけどとか虫刺されの跡が消えなくなると思うんです。
でもラベンダー・スピカを塗っておくと、だいたい1週間から10日くらいで跡が気にならなくなりますよ。
肌の修復をする働きに優れているので、ニキビ用の化粧水にも使えます。
<材料>
<作り方>
ボトルは何でもいいですが、もし100均のプラスチックボトルを使うなら、使い捨てにした方がいいでしょう。
顔に使う場合は、必ずパッチテストをしてくださいね。
>>パッチテストとは
腕や脚の内側など、目立たないところに塗って一晩おきます。
赤みやかゆみなどが出ない事を確認してから、顔に使ってください。
風邪の症状でも、気管支炎などの呼吸器系の症状を和らげるのに役立つアロマ。
香りを嗅いだり、身体に塗るなどして使ってみましょう。
塗る場合は、上記の「やけど用ジェル」が使えます。
喉や胸に塗ってみてください。
風邪の時の使い方としては、吸入法がおすすめです。
マグカップにお湯を入れて、そこにラベンダー・スピカを2滴ほどたらして、立ち上る蒸気を吸い込みます。
少し呼吸器が楽になると思います。
ラベンダースピカはやや高価な精油ですが、取り扱っているメーカーが少ないからでしょうか。
やっぱりプラナロムのスピカが一番だと思います。
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