*精油の利用法(1級)*


○トリートメント法・・・・精油を植物油で希釈(薄める)して皮膚に塗る
○湿布法・・・・・・・・・精油を入れた水(湯)に浸した布を絞り体に当てる
○ハンドトリートメント・・トリートメントオイルで手をトリートメント
○セルフスキンケア・・・・手作り化粧品


どの方法にも共通する注意事項

 肌にかゆみや炎症などのトラブルが生じてきた場合には、すぐに使用を中止して大量の水で洗い流します。必要に応じて皮膚科の診察を受けましょう。

 

【トリートメント法】


**重要事項**
1 正しく希釈する
 精油の濃度は1%以下で!(小さじ1杯に1滴)

⇒濃度1%というのはあくまでもガイドライン。顔などの敏感な部分には必要に応じて濃度を低くすることが必要です。

 

2 パッチテストをする
 トリートメントオイルを前腕部の内側に塗り、24〜48時間放置する。かゆみや炎症がおこらないか確認をし、異常があった場合には大量の水で洗い流します。

★なお、トリートメントは精油を入れずに植物油だけですることも可能です。
★作成したトリートメントオイルはなるべく使い切ること。余った場合には高温多湿を避けて遮光ビンで保管します。

**オイルの作り方**
1 植物油を量る
2 希釈濃度から精油の滴数を割り出す
3 精油を選び、希釈濃度の範囲内で植物油と混ぜる
 ◎1滴が0.05mlのドロッパービン
  植物油30mlなら、30ml × 0.01 = 0.3ml
           0.3ml ÷ 0.05ml = 6滴

【湿布法】
急性のトラブルには冷湿布法(打ち身、ねんざなど)
慢性のトラブルには温湿布法(肩こりなど)
 洗面器などに水または湯を張り、精油を入れてよく混ぜ、タオルなどの布を浸す。絞った布を患部に貼る。

 

※精油は1〜3滴

 

【ハンドトリートメント】
**4つの注意事項**
1 説明と同意
・健康維持とリラクセーションが目的であること(医療行為と間違えられることのないように!)
・受け手の健康状態の確認
・使用するオイルや精油について説明する(トラブル防止のため)


2 衛生
・爪は短く、アクセサリー類ははずす
・手をよく洗う(ひじまで)


3 環境
 室温や証明など、受け手が心地よいように。


4 姿勢
 机を挟んで椅子に座る。机の上にタオル2枚を置き、受け手の腕をのせる。
 クッションを抱きかかえたり、仰向けになる方法もある。
 双方にとって無理のないように。

【セルフスキンケア】
**スキンケアの基礎知識**
1 皮膚
 皮膚はおよそ28日周期で生まれ変わります。表皮は約20%の水分を含んでいて、10%を下回ると荒れている状態となります。皮膚の水分を保つには、水分と油分両方の補給が必要です。
 また、皮膚の健康を保つためには規則正しい食事と睡眠が大切です。


2 紫外線
 紫外線はシミやシワの原因となるだけでなく、皮膚がんを引きおこすこともあります。

 

【セルフスキンケア】レシピはこちら
**自分で出来るアロマ化粧品**
・クレンジングオイル
・フェイシャルスチーム
・洗顔ソープ
・ローション
・トリートメントオイル(フェイス用)
・クレイパック
・ミツロウクリーム
・バスオイル
・バスソルト
・発泡バスソルト
・シャンプー、リンス