2021.11.16 更新
コリアンダーって、パクチーでしょ?
無理!と思うかもしれませんが、ぜひ嗅いでみて欲しい。
あの、食べるパクチーとは香りが違います。
そして、メディカルアロマとしても実に優秀なので、1本持っておいて欲しい精油です。
<目次>
Coriander | ||||||||
学名:Coriandrum sativun 科名:セリ科 和名:コエンドロ 抽出法:水蒸気蒸留法 抽出部位:種子 産地:フランス、スロベニア、ロシア 主成分:d-リナロール、α-ピネン、カンファー、酢酸ゲラニル、ゲラニオール
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ノート/ブレンドファクター/色
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香りの特徴
甘くてスパイシーなハーブ調の香り
主な効能
禁忌
特になし
コリアンダーはパクチー、香菜(シャンツァイ)とも呼ばれる、代表的な香草ですね。
大好きな人がいる一方で、私のように全く受け付けない!という人も多いのではないでしょうか。
でも、精油なら大丈夫。
食べる部分(葉っぱ)から採るのではなく、精油は種(コリアンダーシード)から抽出されます。
あの独特な香草の香りではないので安心してください。
どことなく甘さのある、幸福感を感じる香りですよ。
コリアンダーはアロマとしてよりもスパイスとして使われてきました。古代エジプトのファラオのお墓からも発見されているんですよ。
コリアンダーはなんと3000年以上も前から栽培されていて、古代から薬草や料理に使うハーブとして人々に利用されてきました。
古代ギリシャとローマの人は、コリアンダーをワインの香り付けに使っていたそうです。
インドでは肉の保存に使われるとともに、便秘や不眠症のための薬としても利用されてきました。
中世になると化粧水などにも使われるようになり、ヨーロッパでも利用が広がっていきました。
食べるものから採れるメディカルアロマはお腹にいいものが多いのですが、コリアンダーもその一つです。
特に、胃の不調によいと思います。
例えば胃腸炎のような特効薬のない症状は、とにかく身体の毒素を排出する以外に治す方法がなかったりしますよね。
コリアンダーは薬ではないので、胃腸炎を治すことは出来ませんが、不快感を和らげることは出来ます。
胃を温めて不調を改善してくれますので、ストレスで胃の調子が悪い時にもおすすめです。
胃の不快感を何とかしたい時には、マッサージオイルを作ってマッサージしましょう。
<材料>
これを混ぜてお腹に塗ってマッサージします。
ペパーミントはメントールの清涼感で胃の不快感を和らげますし、胃の痛みがある時には痛み止めの働きもします。
ストレスがたまって心が疲れてしまった時には芳香浴で心をいたわりましょう。
気分をリフレッシュさせて、元気をくれる香りです。
コリアンダーは幸福感を与えてくれる不思議な香り。
パクチーが嫌いでも大丈夫です。
やる気が欲しいとき、もうひと頑張りしたい時にもおすすめのアロマです。
何だか心が疲れてしまった、どうにも元気が出ないという時にはぜひコリアンダーで芳香浴をしてみてください。
ティッシュに1〜2滴たらして、目を閉じてゆっくり深呼吸を。段々気持ちが落ち着いてくるはず。
手作りのバスソルトで1日の終わり、心身ともにお風呂でリラックスしましょう。
<材料>
これを混ぜて湯船に入れます。
精油は水に溶けないので、くれぐれもそのまま入れないように気をつけてください。
乾燥肌で保湿効果が欲しい人は、天然塩の代わりに蜂蜜やお酒を使ってもOKです。
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