2024.1.30 更新
Fennel | ||||||||
学名:Foeniculum vulgare(フォエニクルム ウルガレ) 科名:セリ科 抽出法:水蒸気蒸留法 抽出部位:全草、種子 産地:フランス、ハンガリー 主成分:trans-アネトール、チャビコールメチルエーテル、フェンコン、α-フェランドレン
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ノート / ブレンドファクター / 色
ミドル / / 無色
香りの特徴
甘くスパイシーな香り
主な特性
禁忌
妊産婦、授乳中の女性は使用しない。
ケトン類を含むので、乳幼児には使用しない。
茴香(ウイキョウ)とも呼ばれるこのハーブは、古くから漢方としても利用されています。
フェンネルは古代ギリシャでも使われており、ヨーロッパでは魚料理や肉料理にも使われています(どちらかというと魚料理に合うようです)。
見た目はディルに似ています(ディルはヒメウイキョウとも呼ばれます)。
フェンネルはハーブであり、薬ではありません。ですので、正しい使い方をすれば、副作用の心配もありません。
女性の不調に役立つメディカルアロマは色々ありますが、その中でもフェンネルは生理痛にパワーを発揮すると思います。
フェンネルにはtrans-アネトールという成分が入っています。trans-アネトールにはエストロゲン様(よう)作用といって、女性ホルモンと似たような働きがあります。
これがホルモンバランスを整え、
などに効果を発揮するのです。
鎭痙攣(ちんけいれん)作用があるので、単に月経のリズムを整えるだけでなく、生理痛にも有効なのです。
生理にまつわる悩みは色々あると思いますが、生理痛に悩んでいる方にはフェンネルをおすすめします。
また、更年期障害にも良いので、年齢的な様々な不快症状を和らげてくれるでしょう。
どうにもおなかが重くて痛くて、という時に使ってみてください。
<材料>
これを混ぜて、お腹に塗ってみましょう。
私は、今ではほとんど生理痛がありませんが、ひどかった時にはこれを塗ると、30分位して「そういえば痛くないかな」というような、穏やかな効き方をしていました。
食べるものから採れるメディカルアロマは、お腹に良い働きをするものが多いのですが、種子から採れるフェンネルもその一つです。
消化を促進して、腸の働きを活発にする作用があるので、便秘に悩む女性におすすめです。
ガスだまりで苦しい時にもいいですね。
また、胃腸の調子を整えて食欲を増進させる働きもあるので、疲れて食欲のない時などにもおすすめです。
便秘が続いて苦しい時には、寝る前にフェンネルを使ってマッサージをしていきましょう。
<材料>
キャリアオイルは、好みのものでかまいません。
これを混ぜてお腹に塗り、時計回りにグルグルとマッサージしてみてください。200回くらいやるといいですよ。
出来ればその後に、腸に沿って上から押します。お腹の右下からスタートして、右上→へその上→左上→左下の順です。
便秘の人はちょっと痛いかもしれませんが、腸を刺激するとグルグル動き出すのが分かりますよ。
フェンネルは、風邪の引きはじめにも良いアロマです。
殺菌作用があるので喉の痛みなどを軽減してくれますし、軽い咳を抑える働きもあります。
ハーブティーとして飲むのが一般的ですが、精油を使うならアロマジェルを作って喉や胸に塗ってみましょう。
心に対しては、甘くスパイシーな香りが勇気を授けてくれます。
もっとパワーが欲しいとき、自分を勇気づけたい時などに使ってみて下さい。
さあ、がんばろう!という気持ちになれると思います。
人によっては心にパワーがみなぎることで、逆にリラックスできることもあります。
心が疲れていると、思うように休めません。
フェンネルの甘さとスパイシーさのある香りで心をほぐすと、良い睡眠を得られるでしょう。
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