*フェンネルの効果効能

2021.10.5 更新

 

        Fennel        

学名    Foeniculum vulgare(フォエニクルム ウルガレ)

科名    セリ科

抽出法   水蒸気蒸留法

抽出部位  全草、種子

産地    フランス、ハンガリー

主成分   trans-アネトール、チャビコールメチルエーテル、フェンコン、

      α-フェランドレン                                          

 

 

ノート / ブレンドファクター / 色

 ミドル /    / 無色

 

香りの特徴

 甘くスパイシーな香り

 

主な特性

 健胃作用

 食欲増進作用

 エストロゲン様作用

 駆風作用

 消化促進作用

 催乳作用

 精神活性作用

 鎮痛作用

 鎮痙攣作用

 呼吸器強壮作用

 抗炎症作用

 

禁忌

 妊産婦、授乳中の女性は使用しない。

 ケトン類を含むので、乳幼児には使用しない。

 

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◆漢方でも使われるハーブ

茴香(ウイキョウ)とも呼ばれるこのハーブは、古くから漢方としても利用されています。古代ギリシャでも使われており、ヨーロッパでは魚料理や肉料理にも使われています(どちらかというと魚料理に合うようです)。

 

見た目はディルに似ています(ディルはヒメウイキョウとも呼ばれます)。

 

 

◆重い生理痛に

女性の不調に役立つメディカルアロマは色々ありますが、その中でもフェンネルは生理痛にパワーを発揮すると思います。

 

フェンネルにはtrans-アネトールという成分が入っています。trans-アネトールにはエストロゲン様(よう)作用といって、女性ホルモンと似たような働きがあります。

 

これがホルモンバランスを整え、

  • 通経作用
  • 月経痛
  • 月経困難症
  • 月経前緊張症(PMS)

などに効果を発揮するのです。

 

鎭痙攣(ちんけいれん)作用があるので、単に生理のリズムを整えるだけでなく、生理痛にも有効なのです。

 

生理にまつわる悩みは色々あると思いますが、生理痛に悩んでいる方にはフェンネルをおすすめします。

 

また、更年期障害にも良いので、年齢的な様々な不快症状を和らげてくれるでしょう。

 

 

●生理痛緩和ジェル

どうにもおなかが重くて痛くて、という時に使ってみてください。

 

<材料>

  • 水溶性ジェル 小さじ1
  • フェンネル精油 1滴
  • バジル精油 1滴

これを混ぜて、お腹に塗ってみましょう。

 

私は、今ではほとんど生理痛がありませんが、ひどかった時にはこれを塗ると、30分位して「そういえば痛くないかな」というような、穏やかな利き方をしていました。

 

◆便秘の解消に

食べるものから採れるメディカルアロマは、お腹に良い働きをするものが多いのですが、フェンネルもその一つです。

 

消化を促進して、腸の働きを活発にする作用があるので、便秘に悩む女性におすすめです。ガスだまりで苦しい時にもいいですね。

 

また、胃腸の調子を整えて食欲を増進させる働きもあるので、疲れて食欲のない時などにもおすすめです。

 

●便秘解消マッサージ

便秘が続いて苦しい時には、寝る前にフェンネルを使ってマッサージをしていきましょう。

 

<材料>

  • ホホバオイル 小さじ1
  • フェンネル精油 2滴

これを混ぜてお腹に塗り、時計回りにグルグルとマッサージしてみてください。200回くらいやるといいですよ。

 

出来ればその後に、腸に沿って上から押します。お腹の右下からスタートして、右上→へその上→左上→左下の順です。

 

便秘の人はちょっと痛いかもしれませんが、腸を刺激するとグルグル動き出すのが分かりますよ。

 

 

 また、α-フェランドレンの鎮咳作用により咳を鎮め、去痰剤として風邪の諸処状を緩和します。

 

 また、胃腸に対して素晴らしいチカラを発揮します。胃の調子を整え、食欲を増進させます。ガスがたまっておなかが張っている時にもいいでしょう。

 

 

◆勇気をくれる香り

心に対しては、甘くスパイシーな香りが勇気を授けてくれます。もっとパワーが欲しいとき、自分を勇気づけたい時などに使ってみて下さい。

 

さあ、がんばろう!という気持ちになれると思います。

 


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