インストラクターの勉強をしていると、ついつい覚えづらい精油の化学や解剖生理学に重点を置きがちです。確かに、独学でやっていると手のつけどころがわからなかったり、ポイントを絞りづらかったりしますが、覚える範囲はそれほど広くはないのです。
それよりも、あなどれないのは検定テキスト。
ひとつの項目についての記述はそれほど長くないですし、検定の時もそれほど突っ込んだ問題は出なかったような気もする・・・と流し読みをするのは危険です。基本的な事柄だからこそ、丁寧に抑えていきましょう。
私が受験したとき、フランスの香水産業で有名な街に関しての問題が出ました。実は2級テキストに記載されているのですが、すっかり見落としていました。問題集をやっていたときにたまたまその街の名前を見ていたこと、2次試験の直前にこれもたまたまその問題を目にしていたこと。それで、答えを書くことが出来たのですが、こんなことどこに書いてあるんだろうと帰宅してからよくテキストを読んでみたら、きちんと書いてありました。
まさか、テキストから出るとは思っていなかったのです。
特にアロマテラピーの歴史やメカニズムなど、これほどコンパクトにまとまってわかりやすく書いてあるテキストはないのです。
丹念に読んで、キーワードをしっかりと覚えましょう。