Frankincense | ||||||||
学名 Boswellia cartelii Boswellia thurifera 科名 カンラン科 抽出法 水蒸気蒸留法 抽出部位 樹脂 産地 中国、中東、エチオピア、イラン、レバノン、ソマリア、エジプト スーダン、フランス、アラビア 主成分 α-ピネン、シメン、リモネン、ベルベノン、ツヨン
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ノート/ブレンドファクター
ミドル〜ベース / 3
香りの特徴
甘くウッディーでかすかにレモンのにおいを含んだ香り
主な特性
浄化作用
(こころと体をゆったりと和ませる)
抗菌作用
(呼吸器、咳)
細胞成長促進作用、収れん作用
(しわ、たるみの改善)
消化促進作用、消毒作用
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オリバナム、乳香という別名があり、樹脂から採れる精油です。「カンラン科」はこれしか出てきませんから、インストラクター試験を受ける人は良く覚えておいてくださいね。
古代から、ペルシア、ヘブライ、バビロニア、ギリシャ、ローマなどで珍重され、宗教儀式でも用いられてきました。
幼子イエスに捧げられた香りとしても有名ですが、聖書には22回登場します。インストラクター試験では、歴史のところでも出題されやすいですよ!
エジプト人はこの樹脂を炭化させてコールと呼ばれる黒い粉末を作り、女性の目元を黒く縁取りました。これは、強い日差しを和らげ、虫除け効果もありました。
古代から宗教儀式に用いられ、バビロニアの神バエル、エジプトの神ラー、ギリシャの神アポロンのような太陽神に捧げられてきたフランキンセンスには、人のスピリチュアルな部分に働きかける力があるのでしょう。
フランキンセンスの効果効能で一番嬉しいのは肌への働きかなと思います。メディカルアロマの中でも、スキンケア、特に年齢肌のケアにおすすめしたい精油です。
エジプト女性は「若返りのパック」の原料として用いたことでもわかるように、衰えを感じ始めた肌に効果的です。アロマコスメなどでもクリームによく使われていますね。
市販のフランキンセンス入りクリームは結構高価なので、自分で作ってしまいましょう。無香料のクリームを買ってきてフランキンセンスを混ぜれば良いのです。
精油は油には良く溶けますから、クリームとも混ざります。小さじ1当たり、フランキンセンスを2滴加えて、お手製のアンチエイジングクリームを作ってみませんか。
呼吸器系に対して効果を発揮します。
などによいといわれています。
呼吸を深くし、胸部の緊張を解消し、副鼻腔炎や喉頭炎にも有効です。
これは、フランキンセンスの心を落ち着かせる作用と相乗効果があるように思います。緊張がほぐれることによって呼吸が楽になるのです。
フランキンセンスを咳止めとして使うなら、気の流れをなめらかにするオレンジスイートとブレンドして使ってみましょう。
<材料>
これを混ぜて、胸に塗ります。自分の体温で温められた香りが上がってくるので、それを吸い込むことでも呼吸が楽になります。
もちろん、皮膚から吸収される分もあるので、時間差で働きかけてくれるでしょう。
神経系への作用も幅広く、緊張と衰弱、両方に効果的です。眠れないときやイライラして落ち着かない時、リラックスさせて活力を与えてくれます。
穏やかな強壮作用を持ち、気持ちを高揚させてくれるので、こころが乱れて手に余る時は、いつでも助けになります。
こころを鎮め、集中させる働きは、瞑想や黙想、祈りにふさわしい環境を作り、こころのおしゃべりを止め、精神を鎮めます。
フランキンセンスがガン細胞を死滅させ、末期がんの治療にも効果を発揮しているという研究報告があるそうです。(私は原文をまだ読んでおりません。)
ただ、フランキンセンスのがんへの効果について色々書いている方が、ドテラやヤングリビングの精油の愛好者が多いというのがちょっと気になっています(どちらも私はマルチ商法だと思っているので)
もう少し論文などを探して、本当に効果が出ているのかをきちんと調べてからお伝えしたいと思っています。
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