2021.5.24 更新
ピリッとした香りが魅力のジンジャー。
まさに、生姜の香り。
食べられるものから採れる精油はお腹に良いものが多いですが、ジンジャーもその一つです。
お腹の調子が悪い時に、ぜひ使ってみてください。
Ginger |
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学名:Zingiber officinalis 科名:ショウガ科 抽出法:水蒸気蒸留法 抽出部位:根茎 産地:中国、インドネシア、スリランカ 主成分:ジンジベレン、β-フェランドレン カンフェン、β-セスキフェランドレン、α-クルクメン
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ノート/ブレンドファクター
ミドル / 3
香りの特徴
生姜のぴりっとしたスパイシーな香り
主な特性
禁忌
特にないが、敏感肌は刺激を感じることがあります。
生姜なしでは和食も成り立たないくらい、私たちの生活に浸透しているスパイスですね。
古代から薬としても珍重されてきました。
中国では「生姜(しょうきょう)」として漢方にも使われていますね。
インドや中国、ジャワ辺りが原産地だと言われていますが、今はアフリカや西インド諸島などの熱帯地方でも多く作られています。
学名の「Zingiber」はインドのジンギ地方に由来していると言われています。
メディカルアロマとしてはもちろん、ハーブティーとしても人気のスパイスです。
ジンジャーには血行を良くする働きがあるので、冷え性の改善に是非使って欲しいメディカルアロマです。
鎮痛作用もあるので、リウマチなど冷えから痛みが強くなるような症状にもいいでしょう。
私が良くやる方法なのですが、手軽に身体を温める方法として、手浴がおすすめです。
洗面所のシンクにお湯(40度くらい)を張り、そこにジンジャーを1〜2滴たらしてよく混ぜます。
手をつけるとじんわりと温まってきて、肩の方まで血行が良くなります。
外から帰ってきて手が冷たい時や、血行不良で肩こりが辛い、という時に是非やってみてください。
ジンジャーは風邪の諸症状にもよい精油です。
風邪で鼻水が止まらない!というような時に使ってみてください。
また、これから熱が出そう、と悪寒を感じるような時にも適しています。
吸入法とは、芳香浴よりももっと積極的に香りを嗅ぐ方法です。
マグカップにお湯を張ってそこにジンジャーを2滴たらします。
お湯から立ち上る香りを鼻と喉にしみ渡らせるようにしてゆっくり吸い込んでみて下さい。
ジンジャーなど食べられるものから採れるアロマには、お腹の調子を整えてくれる働きがあります。
胃液の分泌を促進するので、
などに有効です。
また、下痢を抑えてくれる働きもあり、 大腸の調子を整えてくれます。
お腹の調子が悪い時にはジンジャーのオイルでお腹をマッサージしてみてください。
<材料>
もしも痛みがある時には、コリアンダーをペパーミントやラベンダーに変えてもいいですね。
>>参考記事
お腹の調子を整える『コリアンダー』
生姜のぴりっとした香りは、心を温め元気にしてくれます。
もうひと頑張り、集中力が欲しい!という時にもおすすめの香りです。
また、加温性のあるアロマなので、ストレスで心が疲れてしまったという時にも、スパイシーな香りで不安や緊張を和らげ、また頑張る気力を呼び起こしてくれるでしょう。
ジンジャー単品でもいいですが、私のおすすめはレモンとのブレンド。
スパイシーな香りとさわやかな香りのブレンドは気持ちをリフレッシュさせるのにピッタリなんです。
ジンジャー1滴、レモン2滴をティッシュにたらして、芳香浴を楽しんでみてください。
仕事中、勉強中に集中力が途切れてしまった時にもおすすめですよ。
ジンジャーのスパイシーな香りは吐き気止めにも有効です。
香りの好き嫌いがあるので、すべての人に当てはまるわけではありませんが、この香りが嫌いでなければ効き目はあると思います。
本物の生姜に近い香りだと思うので、ピリッとした香りで、胃の不快感もスッキリするのではないでしょうか。
例えば胃腸炎などの病気からくる吐き気、または乗り物酔いなどの吐き気によいとされているので、是非試してみてください。
ジンジャーは古くから催淫作用があるということも知られていました。
どちらかというと、女性よりは男性の性的トラブルに有効なようです。
ただし、単品だと刺激作用によって寝つきが悪くなってしまう可能性もあるので、コリアンダー精油やイランイラン精油などとブレンドして使うことをおすすめします。
寝る前に寝室に香らせて、リラックスできる雰囲気作りに役立ててください。
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