2021.12.1 更新
ウィンターグリーンという名前は知らなくても、この香りを嗅いだら、「ああ!」と思うでしょう。
アロマテラピーというと、ラベンダーのように、甘くやさしい香りでリラックスするというイメージを持っている人が多いですが、そんなイメージを覆すような香りの精油です。
ウィンターグリーンは湿布のような使い方ができる、メディカルアロマだからこそ出会える香りなのです。
Winter green | ||||||||
学名 Gaultheria procumbens(ガウルテリア プロクムベンス) 科名 ツツジ科 抽出法 水蒸気蒸留法 抽出部位 葉 産地 カナダ、中国など 主成分 サリチル酸メチル |
ノート/ブレンドファクター/色
ミドル〜ベース/ /無色
香りの特徴
まさにサロンパスの香り。すーっとした、湿布のような香りです。
主な特性
禁忌
アロマテラピーというと、良い香りを嗅いでリラックスするもの、と思っている方が多いと思いますが、メディカルアロマの中にはリラクゼーションというよりは薬のようにして使うものもたくさんあるんです。
ウィンターグリーンはまさにそんな精油です。
主成分は「サリチル酸メチル」という成分で、湿布に含まれている炎症を抑える成分です。
痛みを抑える働きもあるので、まさに湿布のようにして使うことが出来るんです。
湿布の香りなんてどうなの?と思うかもしれませんが、私がメディカルアロマの講師をしている時は、生徒さんの20人に1人くらいはこの香りがたまらなく好き、という方がいましたよ。
湿布の香りは皆さん知っているので、思ったほどは気にならないようですね。
また、天然の香りは蒸発しやすいので、湿布代わりに塗ってもいつまでも香りが残っている、ということもありません。
家に出る前に塗ってもすぐに香りは飛んでしまうので、会社について「何だか湿布臭いよね」なんて周りの人に気づかれることもないでしょう。
ウィンターグリーンの方が湿布よりも匂いが気にならなくていいかもしれないです。
身体の痛み全般に使えますが、まさに湿布のような使い方が出来るアロマです。
など、幅広い痛みに有効です。
私は敏感肌で肌が弱いため、湿布を貼ることが出来ません。一晩貼ったら真っ赤になって痒くなってしまうからです。
ですから、肩こりはもちろん、どこかにぶつけてしまった時なども湿布が貼れずに困っていました。
そんな時にウィンターグリーンに出逢い、肌への刺激はどうかなと思って塗ってみましたが、全く問題ありませんでした。
ただ、お肌が弱い方は、必ずパッチテストをしてくださいね。
※パッチテストとは
オイルかジェルで薄めた精油を、腕や脚の内側など皮膚が柔らかいところに塗って一晩おきます。赤みやかゆみが出なければ大丈夫です。
肩こりや腰痛など、痛みが気になるところに塗ると、まさに湿布を貼ったようにスーッとします。
ただ、ウィンターグリーンだけだと本当に湿布のようになってしまうので、他のアロマもブレンドしていきます。
<材料>
これを混ぜてブレンドジェルを作ります。
肩こりだけでなく、腰痛など色々な痛みに使ってみてください。
天然の精油はそれほど香りが長続きしませんので、湿布の香りが続いて、周囲に迷惑になることはないです。
それでも香りが気になるときは、レモングラスを多めに入れるといいでしょう。
クリアな香りは、気持ちをしゃきっとさせ、集中力を増すのに役立ちます。
少しやる気を失っている時や元気が欲しい時に芳香浴に使ってみましょう。
柑橘系や樹木系の香りと合わせるといいでしょう。
<相性の良い香り>
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