Melissa | ||||||||
学名 Melissa officinalis 科名 シソ科 抽出法 水蒸気蒸留法 抽出部位 花と葉 産地 フランス、ドイツ、イギリス、エジプト、イタリア アイルランド、スペイン 主成分 シトラール、シトロネラール、リナロール、ゲラニオール
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ノート/ブレンドファクター
トップ〜ミドル / 1
香りの特徴
レモンのさわやかさの中にハチミツの甘さがある香り
主な特性
こころを明るく穏やかにする作用
(ショック、パニック、ヒステリーを鎮める
感情の起伏のバランスをとる
心を陽気にし、楽にし、寛容と共感の力を育てる)
アレルギー性のトラブルを改善する
(皮膚障害、呼吸障害など)
禁忌
妊娠中の使用は避ける
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レモンに似た甘い香りのする、別名・レモンバームとも呼ばれるハーブです。
フレッシュハーブをさわったことがあるでしょうか?レモンのさわやかさの中にほんのり香るハチミツのような甘い香り。何ともいえない素晴らしい香りです。
精油はとれる量が少ないため、大変高価ですが、価格に見合うだけの価値のある香りの精油だと思います。メリッサは、偽和といって混ざり物をされることが良くあるので、信用できるメーカーから買うことが大事ですよ。
名前の由来はギリシャ語の「ミツバチ(melittena)」。
ディオスコリデスやプリニウスもその鎮痛作用、創傷治癒作用に注目していたとされ、イブン・シーナの著書『医学典範(カノン)』にも登場しています。古い時代から重宝されてきたハーブなんですね。
この辺はアロマテラピーの歴史のところでも見てみてくださいね。
冷やして落ち着かせるメリッサの特性は、心と神経系に働きかけ、落ち着きのなさや不眠症、イライラに効果的です。
ミントの仲間ですが、ミントのスースー感はなく、とても穏やかな甘い蜂蜜とレモンの香りが心を癒してくれます。
生理痛を和らげ、子宮強壮作用があります。よって、妊娠中の使用は避けて下さい。
女性の不調というとクラリセージを使うことが多いと思いますが、私は実はクラリセージの香りがあまり好きではないので、他の精油を使うことが多いのです。
ちょっと高価な精油ではありますが、もしメリッサが好きだったら、これをメインにしてフェンネルやラベンダー、もしくはバジルなど痛み止めに使えるものとブレンドして使うといいでしょう。
残念ながら、レモングラスにシトロネラをブレンドしたものなど、加工精油も出回っているようです。
実際にその香りに接してみればわかりますが、さわやかさの中に甘みの加わった、それは奥の深い香りです。
華やかさとは少し違い、穏やかにここを包み込むようなやさしい香り。本物のメリッサであれば、そんなに低価格では手に入らないはずです。
必ず信頼できるメーカーの、学名など基本的事項の表示がしっかりとされているものを選ぶようにしましょう。
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