パインの効果効能、使い方

2021.9.15 更新

パインにはいくつか種類があるのですが、ここではフランスカイガンショウと呼ばれるパインをご紹介します。

 

パインはいわゆる松です。

 

ヨーロッパにある大きな針葉樹です。

 

とてもすっきりした香りで、森林浴気分になれる精油です。

 

 

        Pine        

学名:Pinus pinaster

科名:マツ科

抽出法:水蒸気蒸留法

抽出部位:針葉と球果

産地:フランス、イタリアなど

主成分:ピネン、カンフェン、ボルネオール、酢酸ボルニルなど

 

 

香りの特徴

 針葉樹独特のクリアですっきりした香り

 

主な特性

  • 刺激作用
  • 強壮作用
  • 去痰作用
  • 消炎作用
  • デオドラント作用
  • 利尿作用

 

禁忌

 特になし

 

1.パインの歴史

パインは古代文明の時代から使われてきた高木です。

 

宗教儀式に使われることもありましたし、帆船のマストなどにも使われていました。

 

感染症対策にも使われており、結核、肺炎などの治療に役立っていました。

 

北米インディアンはパインが壊血病の治療に良いと考えていたそうです。

 

2.心が疲れている時にパイン油

リフレッシュできるすっきりした香りなので、心の疲れが溜まっている時におすすめです。

 

森林浴しているような気分になれるウッディ系の香りなので、甘い香りよりシャープな香りで気持ちを切り替えたい時に良いでしょう。

 

同じウッディ系のジュニパーと合わせると、森林浴っぽくなります。

 

3.呼吸器系の症状にパイン

パインは古くから、気管支炎や結核、肺炎などの症状に使われてきた植物です。

 

呼吸器系の症状によく、鼻詰まりなどにも使えます。

 

私はユーカリラディアタと合わせて水溶性ジェルに混ぜ、風邪の引きはじめに使うことが多いです。

 

4.パイン油のデオドラント効果

パイン油は精油の中でもあまりメジャーじゃないと思うのですが、意外にも石けんやバスソルトなどにも広く使われています。

 

これはパインの持つデオドラント作用、消毒作用のおかげですが、自分で石けんを作る方は仕上げに入れてみるといいでしょう。

 

もしくは、無香料のボディソープなどにパインを入れてもいいですね。

 

5.パインと相性の良い精油

すっきりした香りのパインは、同じウッディ系や柑橘系と相性が良いです。

「こころにも効くアロマ・50種レポート」では、心への作用を中心に解説しています。

 

こんな時はどの精油を使えばいい?と迷ったら、詳しい効能をまとめた「80種のアロマ効能一覧表」もぜひご利用ください。

 


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