*ブラックスプルースの効果効能、使い方

2021.9.30 更新

すっきりとしたウッディ系の香りが特徴のブラックスプルース。

 

アカマツヨーロッパと同じく、ストレスケアに適した精油です。

 

効果や効能、使い方について詳しくご紹介します。

 

 

        Black spruce        

学名:Picea mariana

科名:マツ科

抽出法:水蒸気蒸留法

抽出部位:針葉

産地:カナダ、北アメリカ

主成分:酢酸ボルニル(~40%)、α-ピネン、δ-3-カレン、カンフェン、リモネン、ミルセン、ボルネオールなど

 

 

ノート/ブレンドファクター

 トップ/ 1〜2

 

香りの特徴

 クリアな樹木系の香り

 

主な特性

  • コーチゾン様作用(抗ストレスホルモンと似た働き)
  • 強壮作用
  • 抗炎症作用
  • 神経強壮作用
  • 抗真菌作用
  • 極度の疲労
  • 免疫抑制
  • 衰弱

 

1.ブラックスプルースの特徴

ブラックスプルースは針葉樹です。 もみの木みたいな木をイメージしてもらうといいです。

 

和名は「黒唐檜(くろとうひ)」といい、原産地は北アメリカです。

 

現在はカナダが主産地となっており、精油の他にもパルプの資源として使われることもあります。

 

すっきりとして樹木系の香りで、アトラスシダーとかパインが好きな方にはおすすめです。

 

2.ブラックスプルースはストレスケアに最適

ブラックスプルースといえば、ストレス。

 

ストレスといえばブラックスプルース。

 

何が良いかといいますと、主成分である酢酸ボルニル(エステル類)が心を癒してくれます。

 

コーチゾン様作用といって、抗ストレスホルモンであるコーチゾン(コルチゾール)と似た働きをしてくれるんです。

 

ラベンダーなどのように鎮静作用で心をほぐすのではなく、ストレスそのものに対抗してくれる精油ということですね。

 

ストレスが溜まりすぎて神経が高ぶって眠れないとか、情緒不安定になってしまっている時などは、ラベンダーよりもブラックスプルースの方がおすすめです。

 

2-1.ブラックスプルースで自律神経のバランスも整えよう

ストレスが溜まりすぎると自律神経のバランスが乱れてくるので、心身ともに疲労が増してしまいます。

 

それを防ぐためにはブラックスプルースと自律神経のバランスを整えてくれる精油をブレンドして使うのがおすすめです。

 

ブラックスプルースとマジョラムを1:1の割合でブレンドし、芳香浴をしてみましょう。

 

ティッシュにブラックスプルース1滴、マジョラム1滴を垂らしてクンクン嗅いでみてください。

 

3.ブラックスプルースは風邪のひき始めにもおすすめ

ブラックスプルースは去痰(きょたん)作用や鎮咳(ちんがい)作用があり、痰のキレを良くしたり咳を鎮めたりする働きがあります。

 

呼吸器系の風邪に良いということですね。

 

これ1つでもいいし、ユーカリ・ラディアタなどをブレンドして使ってもいいですよ。

 

3-1.ブラックスプルースの風邪用アロマジェル

水溶性ジェル小さじ1にブラックスプルースを2滴入れてアロマジェルを作ります。

 

疲れが溜まって「もしかして風邪かな?」と思ったら、胸や喉に塗ってみてください。

 

1日数回塗るといいです。

 

私は、冬の間は風邪用のアロマジェルを常備しています。

 

少しでも様子が違うと思った時に塗っておくといつも風邪がひどくならないので、重宝しています。

 

精油は薬ではありませんが、予防的に使うことができますね。

 

4.ブラックスプルースは筋肉痛にも使える

 

ブラックスプルースの効能として、筋肉痛、関節痛などによい鎮痛作用があるとされています。

 

体に痛みがある時にも使えますね。

 

この場合の使い方は、芳香浴ではなくて、マッサージをするとよいでしょう。

 

4-1.ブラックスプルースのマッサージオイル

ホホバオイルなどの植物オイル小さじ1にブラックスプルースを2滴混ぜて、気になるところに塗ってマッサージをします。

 

もしべたつくのが嫌な人は、上記の風邪のところで説明したアロマジェルを塗ってもOKです。

 

5.ブラックスプルースとおすすめのブレンド

さてブレンドするならどの精油がいいか、ということですが、樹木系のすっきりした香りなので、柑橘系とはよくあいます。

 

また、同じ樹木系のクリアな香り、ユーカリ・ラディアタサイプレスジュニパーなど。

 

リラックスしたい人はハーブ系の精油、マジョラムタラゴンフェンネルあたりがおすすめです。

 


「こころにも効くアロマ・50種レポート」では、心への作用を中心に解説しています。

 

こんな時はどの精油を使えばいい?と迷ったら、詳しい効能をまとめた「80種のアロマ効能一覧表」もぜひご利用ください。

 


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