*イランイランの効果効能

 

        Ylang Ylang        

学名    Cananga odorata(カナンガ オドラタ)

科名    バンレイシ科

抽出法   水蒸気蒸留法

抽出部位  花

産地    フィリピン、ジャワ、マダガスカル、コモロ、セイシェル、

      インドネシア、南洋諸島

主成分        酢酸ベンジル、リナロール、クレシルエチルメーテル、

      ゲラニオール                                           

 

 

ノート/ブレンドファクター/色

ミドル〜ベース/4/淡黄色

 

 

香りの特徴

 とにかく濃厚です。濃い〜甘〜い花の香り。

 エクゾチックな南国を感じさせるあたたかみのある香り。

 

 

主な特性

 ストレスやイライラを鎮める

 過呼吸や過度に早い心拍をスローダウンさせる

 皮脂のバランスを整える

 殺菌・消毒作用

 催淫作用

 抗うつ作用

 ホルモンバランス調整作用

 血圧降下作用

 

 

禁忌

 敏感肌の人や、妊娠初期は使用を避けること

 

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濃厚な南国の花の香り

 

「貧乏人のジャスミン」と呼ばれてきたイランイランは、タガログ語の「アランイラン(花々の中の花)」が語源だけあって、フローラル系の精油の中で最も濃厚な香りです。好き嫌いのわかれる香りかもしれません。私も最初は苦手でしたが、柑橘系の精油とブレンドすることで、使いやすくなりました。

 

ただ、本当に濃厚な香りなので、使いすぎると気分が悪くなる可能性もありますから注意してください。

 

一度、東京・調布の神代植物公園の温室で咲いている花を見ましたが、黄色のとても美しい花でした。花自体からは、あんなに濃厚な香りは漂ってなかったですけどね。

 

イランイランの薬効を最初に認めたのは、ガルニエとレシュレというフランスの化学者で、レユニオン諸島での調査中にマラリアや腸チフス、腸管の感染症に効果があるイランイランに出会い、心臓を鎮静させることも発見しました。

 

花にはピンク色や藤色などもありますが、黄色の花から摂れる精油が一番質が良いそうですよ。

 

 子宮の強壮剤になるとともに、生殖器系に結びついたいろいろな障害に役立ちます。インドネシアでは、新婚カップルのベッドにイランイランの花びらをまく風習もあるらしいです。

 

◆からだへの作用

身体に対しては、ホルモンバランスを整える作用が一番でしょうか。子宮の強壮剤として役に立つので、ストレスでホルモンバランスを乱しやすく、女性の不調を感じやすい人にはオススメのメディカルアロマです。

 

また、過呼吸や頻脈にもよく、血圧を低下させる働きもあります。これはリラックス作用の面も大きいですね。気持ちが落ち着くことで血圧も安定してきます。イライラしがちな人、カッとなりやすい人はイランイランで気持ちを和らげることで、高血圧を予防できるかもしれません。

 

●女性のためのマッサージオイル

この香りが好きだったら、生理不順や生理痛など女性の不調の改善にも役立つでしょう。ホルモンバランスの調整というとクラリセージが使われることが多いのですが、これも好みです。

 

イランイランの方が好きだなと思うのであればそちらの方が効果があると思います。

 

<オススメのブレンドマッサージオイル>

  • ホホバオイル 小さじ1
  • イランイラン 1滴
  • ラベンダー 1滴

これを混ぜてお腹や腰に塗ってマッサージしてみてください。

 

ラベンダーには穏やかな鎮痛作用(痛みを和らげる作用)があります。また、リラックス効果も高い精油なので、生理前後や生理中の不快な症状を和らげてくれるでしょう。

 

◆こころへの作用

エステル類(酢酸ベンジルなど)を多く含んでいますので、リラックス作用や抗鬱作用があります。落ち込んで元気が出ないとき、少し開放的な気分になりたい時などに使ってみるといいでしょう。

 

柑橘系の香りとブレンドすると相性がよいです。

 

とても濃厚な香りですから、好みがはっきりと分かれる精油です。嗅いでみてあまり好きではないなと思ったら、いくらリラックス作用があるといってもその効果は期待できません。

 

ただ、他の精油とブレンドすることで香りの印象も変わってきます。化学的な組成をみると確かにリラックス効果は高いので、色々ブレンドを試してみるのもいいですね。

 

●オススメのブレンド

イランイラン自体の香りが濃厚なので、柑橘系の精油とブレンドすると香りが軽くなっていいですよ。

など。

 

リラックス効果を高めるなら、同じように甘い香りどうしても意外とまとまるものです。

など。

 

◆肌への作用


皮脂のバランスを整えるので、脂性肌、乾燥肌、両方によい精油です。ローションやトリートメントオイルに使えば保湿効果大です。

 

●手作り化粧水

結構濃厚な香りですが、好きな人は好き。市販の化粧品にはない、フローラルなローションが手作りできます。甘めお香りでまとめてみました。

 

<材料>

  • グリセリン 5ml
  • イランイラン
  • ローズウッド
  • ゼラニウム
  • 精製水 95ml

<作り方>

  1. 清潔なボトルにグリセリンを入れます。
  2. 次に精油を入れてよく振り混ぜます。
  3. 最後に精製水を加えてさらによく混ぜます。

防腐剤も入っていない無添加化粧水の出来上がり。顔はもちろん、身体にも使えますよ。贅沢にパシャパシャ使ってみてください。

 

◆髪への作用

 

別名を「パフュームツリー」というイランイランは香料の木としても有名で、精油はココナッツオイルと混ぜて整髪料としても使われてきました。

 

頭皮を健やかに整え、髪の成長を促して脱毛を予防するので、無香料のシャンプーやリンスに入れて使うのもおすすめです。少しぱさついた髪にはココナッツオイルなどに混ぜてヘアパックをしてみてはいかがでしょう。
 

●ヘアパック

メディカルアロマの中にはヘアケアに使えるアロマがいくつかありますが、イランイランもその一つです。

 

私は髪のパサつきが気になる時にココナッツオイルと混ぜてパックをします。ココナッツオイルは真夏以外は常温で固体になっていますので、少し湯煎をすると混ぜやすくなりますよ。

 

<材料>

  • ココナッツオイル 小さじ1〜2
  • イランイラン 1滴
  • ローズマリー 1滴

これをよく混ぜて、乾いた髪にすり込むようにして、毛先を中心になじませます。オイルの量は髪の長さによって変わってきます。

 

できれば蒸しタオルとかシャワーキャップをして10分ほどおいてから普通にシャンプーで洗い流します。かなりべとつくので、2度洗いしても大丈夫ですよ。

 

でもパックをした後は髪が本当にしっとりします。週に1回くらいやるといいでしょう。