2020.2.10更新
evening primrose oil | ||||||||
学名:Oenothera biennia 科名:アカバナ科 主な産地:北米、ヨーロッパ 色:黄色 におい:ややくせがある |
月見草油(月見草オイル)は、月見草の種から採られます。
リノール酸という成分が多く含まれるため、とても酸化しやすいのが特徴です。
月見草はその名の通り、夕方から夜にかけて咲き始める花。
「イブニングプリムローズ=夕方のサクラソウ」という名前も素敵ですよね。
朝にはしぼんでしまうので、花をまともにみられるのは少ないのかも。
生命力がとても強くて、海でも山でもあちこちに生息しています。
月見草油はとても保湿効果が高く、お肌の炎症を抑える働きもあります。
主成分のリノール酸は必須脂肪酸といって、私たちの体内では合成できない脂肪酸です。
また、10%ほどですが、γ-リノレン酸も含まれています。
γ-リノレン酸は、母乳にも含まれいている脂肪酸で、生体機能をサポートする成分です。
アレルギー性皮膚炎にも良いとされています。
保湿作用に優れているので、美肌効果も期待できますよ。
必須脂肪酸は年齢とともにどんどん減っていってしまうので、お肌の状態を保つためにもスキンケアや食べ物から摂取したいところ。
乾燥肌・年齢肌の人にはぜひ使って欲しいオイルです。
月見草油に含まれるγ-リノレン酸が女性ホルモンのバランスを取るといわれています。
などでお悩みの方にもおすすめです。
月見草油は、酸化しやすいオイルなので、単品で使うことは少ないです。
ホホバオイルなど酸化しづらいオイルに10%ほど混ぜて使います。
月見草油には抗炎症作用があるので、弱ったお肌の保湿にぴったりです。
マッサージというよりも、スキンケアに役立つオイルです。
他のキャリアオイルに月見草油を混ぜたものに、ラベンダー・アングスティフォリアやカモミール・ローマンなどを加えると、お肌に優しいスキンケアオイルになりますよ。
お風呂上がりの柔らかくなっているお肌に、優しく塗ってみてください。
月見草油は食用もあります。
生理前になるとイライラしてどうしようもないとか、更年期障害などの症状が辛い時は、内服しても良いでしょう。
オイルそのものは酸化しやすくて、料理には使いづらいので、サプリメントで摂るのもありです。