2021.9.27 更新
クラリセージは、女性の悩みをサポートしてくれる、ありがたい精油です。
生理前になるとイライラするなあとか、もしかして更年期?という方に、是非使って欲しい。
クラリセージが心や体にもたらす働きについて、説明します。
<目次>
Clary Sage | ||||||||
学名 Salvia sclarea 科名 シソ科 抽出法 水蒸気蒸留法 抽出部位 葉・花の先端 産地 フランス、モロッコ、イタリア、ブルガリア、ロシア、ニュージーランド 主成分 酢酸リナリル、リナロール、スクラレオール
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ノート/ブレンドファクター/色
トップ〜ミドル / 4 / 無色
香りの特徴
甘くスパイシーな香り
主な特性
禁忌
ホルモンバランスを整えるので、妊娠中の使用は避けます。
ラテン語の「clarus(クラルス)」が語源で「清浄な」「明るい」を意味し、目の疾患によいことを示しています。
ワインの風味づけにも使われたり、香水の原料としても重宝されてきたハーブで、イギリスではホップの代用品として使われることもあったのだとか。
ヨーロッパ原産のハーブで、フランスやモロッコで多く生産されています。
クラリセージは「セージ」とよく間違えられますが、は全く別物です。精油の効能なども全く違うので、間違えないようにしてくださいね。
セージ(Salvia offcinalis)には、神経毒性を有する成分が含まれていますが、クラリセージにケトン類は含まれておらず、安全な上に、エステル類が多く含まれているので、心を鎮める効果があります。
スクラレオールというジテルペンアルコール類に分類される成分が特徴です。
全体の5%程しか含まれていないのに、スクラレオールがいい働きをしてくれるんです。
クラリセージといえばスクラレオール、というくらい、特徴的な成分です。
アロマ関係の資格試験を受ける方は絶対に覚えておいてくださいね。
加温性があり不安を和らげるクラリセージは、気分を明るくし幸福感をもたらします。
甘味のあるハーブ調の香りは、心の強壮をはかりながらもリラックスさせる作用があるのです。
なんというか、不思議な温かみのあるハーブ調の香りです。
生理前にどうにもならずイライラしてしまう、という方にもおすすめですよ。
幸福感が欲しい!という時にも使ってみてください。
組み合わせる精油は何でもいいかなと思うのですが、ストレスがたまっているなという時のおすすめは、ベルガモット。
ほんのり苦味のある香りが全体をきりっとまとめる、いい仕事をしてくれます。
これをティッシュにたらして、芳香浴を楽しみましょう。
眠れない時は枕元に置くのもおすすめです。
クラリセージは女性のための精油といっても過言ではありません。生理痛から生理不順、PMS(生理前症候群)など、女性の不調全般に良い精油です。
どちらかというと、生理前や生理中のイライラに良いアロマかと思います。
更年期障害にも良いので、40代半ばから50代半ばの不安定な時期には重宝するアロマですよ。
生理痛が強い場合はアニスやフェンネルをおすすめすることもありますが、香りにも好みがありますから、クラリセージがお好きで、なおかつ痛みも抑えたい、という方にはバジルとのブレンドをおすすめしています。
子宮の強壮剤となり、出産にも役立つ精油です。
ホルモンバランスを整え、少量月経の正常化やPMSを和らげるとともに、分娩を促進し、産後の抑うつ症を緩和させます。
クラリセージには頭皮に使うことで髪の成長を促進させる効果が期待できます。
などによいとされています。
皮脂のバランスも取ってくれるので、頭皮がべたつく人におすすめです。
週に1度、スペシャルケアとして頭皮のマッサージをしてみてはいかがでしょうか。
<材料>
これを混ぜて、シャンプー前の頭皮に塗り、指の腹を使って優しく頭皮のマッサージをします。
毛穴の皮脂汚れも取れますし、クラリセージの働きで細胞も活性化。
抜け毛を防いでくれるでしょう。
マッサージの後は普通にシャンプーし、しっかりオイルを落としてください。
クラリセージには抗炎症作用、抗菌作用もありますから、肌の炎症を抑えて健やかに保つ働きも期待できます。
ニキビに悩まされている人、ニキビ跡が気になる人におすすめです。
使い方としては、マイルドな収れん化粧水として使うのがいいと思います。
ニキビが出来やすい人は保湿が足りていないことが多いので、通常通りしっかり保湿をした上で、収れん化粧水として使ってみましょう。
<材料>
<作り方>
コットンにつけて、べたつきが気になるところを優しくパッティングしてみてください。
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