*精油学各論*

 

詳しい精油ごとの解説は「精油ガイド」で見ていただくとして、ここにはポイントのみを表にしておきます。

 

精油名 特徴など
イランイラン

バンレイシ科、酢酸ベンジル、花の中の花、クレシルメチルエーテル

オレンジスイート

リモネン、シトラール、圧搾法

カモミール・ジャーマン

濃い青色、カマズレン、ビサボロール誘導体、1年草、ハーブティー

カモミール・ローマン

アンゲリカ酸エステル、アズレン、植物のお医者さん、多年草

クラリセージ

語源は「クラルス」(明るい、清浄な)、2年草、スクラレオール、エストロゲン様作用、酢酸リナリル、ビールのホップの代用

グレープフルーツ

リモネン、ヌートカトン、光毒性、脂肪溶解作用
サイプレス ヒノキ科、イトスギ、永遠に朽ちない、α-ピネン、δ-3-カレン、カディネン

サンダルウッド

(インド)

ビャクダン科、宗教儀式、インドのマイソール地方、サンタロール、サンタレン、成熟までに60年
ジャスミン モクセイ科、酢酸ベンジル、ジャスモン、夜の女王
ジュニパーベリー セイヨウネズ、ジンの香り付け、コレラやチフスの治療、腎臓障害は注意
スイートマジョラム テルピネン-4-オール、料理、嗅ぎタバコ、アフロディーテ、リナロール、α-ピネン  
ゼラニウム フウロソウ科、ゲラニオール、スキンケア、リンゴっぽいのはPelargonium odoratissimum、バラっぽいのはPelargonium graviolens
ティートリー フトモモ科、テルピネン-4-オール、オーストラリア、殺菌消毒作用、低木、皮膚刺激
ネロリ ネロール、ネロリドール、アンナ・マリア妃、ネロラ公国、オレンジフラワーウォーター
パチュリ パチュリアルコール、パチュレン、解毒剤、防虫剤、葉を乾燥し発酵後に蒸留
ブラックペッパー コショウ科、リモネン、ピネン、カリオフィレン、皮膚刺激  
フランキンセンス カンラン科、オリバナム、乳香、宗教儀式、東方三賢人、α-ピネン、リモネン、シメン
ベチバー ベチベロール、ベチボン、土臭い、静寂の精油、保留剤
ペパーミント メントール、メントン、歯磨き粉、消化薬、お菓子、防虫
ベルガモット 酢酸リナリル、リモネン、リナロール、ベルガプテン、光毒性
ベンゾイン エゴノキ科、スマトラ、シャム、溶剤、レジノイド、バニラの香り、ケイ皮酸エステル(スマトラ)、安息香酸エステル(シャム)
ミルラ カンラン科、マー、没薬、クミンアルデヒド、ミイラ作り、東方三賢人、主成分はセスキペルテン
メリッサ レモンバーム、アレルギー性皮膚疾患、通経作用、ギリシャ語でミツバチ、シトラール、シトロネラール、リナロール、ゲラニオール
ユーカリ フトモモ科、1,8-シネオール、α-ピネン、てんかん・高血圧は使用に注意
ラベンダー 酢酸リナリル、リナロール、ラバンジュロール、語源はラワーレ(洗う)、青みがかった鉛色、通経作用
レモン リモネン、シトラール、リナロール、光毒性、皮膚刺激
レモングラス シトラール、シトロネラール
ローズ.abs 溶剤、フェニルエチルアルコール(オットーより多い)、ブルガリア、色素を含む、ネロール
ローズオットー 低温で固まる、ゲラニオール、シトロネロール、ダマスコン、
ローズマリー 1,8-シネオール、カンファー、海のしずく、マリア様のバラ、ハンガリアンウォーター、樟脳のような香り