パルマローザの効果効能、使い方

2021.11.23 更新

 

       

Palmarosa

       

学名:Cymbopogon martini

科名:イネ科

抽出法:水蒸気蒸留法

抽出部位:葉

産地:インド、ジャワ、セイシェル諸島、マダガスカル、アフリカ、南米

主成分:ゲラニオール、シトロネロール、ファルネソール、シトラール、

シトロネラール、酢酸ゲラニル、リモネン                 

 

 

ノート/ブレンドファクター/色

 トップ〜ミドル /    / 無色

 

香りの特徴

 甘くフローラルな香りの中に、少し青臭さがある

 

 

主な特性

  • 解熱作用
  • 細胞成長促進作用
  • 抗ウィルス作用
  • 殺菌作用
  • 消毒作用

 

1.バラと似た香りのパルマローザ

 

パルマローザは、ほんのり甘い花のような香り。

 

その甘さの中にほんのり草っぽい、青臭さを感じます。

 

原料となる植物は、甘い香りからは想像つかない、見た目はイネのような草です。「インディアンゼラニウム」「インディアンロシャ」といった別名があります。

 

ゲラニオールを主成分とし、バラとはまた違ったフローラルな香りで、石けん、化粧品、香水などの原料として世界中で使われています。成分が似ていることから、ローズの代用品としても使われています。

 

香りとしては、ローズよりもゼラニウムに近いと思います。


パルマローザにはmotia種とsofia種があり、motia種は乾燥して水はけの良い土地を好みます。

 

それとは逆にジンジャーグラスとも呼ばれるsofia種は湿気の多い土地を好みます。レモングラスやシトロネラと同じ仲間の植物です。

 

2.パルマローザは気分を明るくしてくれる

ゼラニウムに似た甘い香りはとてもリラックスできますね。

 

落ち込みやすい方には特におすすめです。

 

ストレスや心の緊張をほぐして、前向きな気持ちにさせてくれます。

 

気持ちを和らげながらも、気分を明るくしてくれる精油です。リフレッシュとリラックスが同時に出来る香りです。

 

3.ストレスで胃腸の調子が悪い時にもパルマローザ

消化器系の不調に有効であり、腸内の有害菌の力を弱めます。

 

胃の強化にも役立ちます。

気分を明るくし、鎮静作用もあるので、食欲増進、特に神経性の食欲不良に効果があります。

 

4.リンパの流れを良くしてスキンケアにも使えるパルマローザ

肌の水分バランスを回復させる働きがあるので、乾燥肌に適しています。

 

香りもいいですし、メディカルアロマの中でもスキンケア効果が高い精油なので、手作り化粧水には欠かせない存在です。

 

また、リンパの流れも良くしてくれるので、くすみがちな40代以降のお肌にもおすすめ。

 

年齢とともに巡りが悪くなると肌の色も悪くなります。

 

4-1.パルマローザの化粧水

リンパの流れを良くしてくすみを予防する化粧水を作ってみましょう。

 

パルマローザが甘くて柔らかい香りなので、同系統の香りでまとめてみたいと思います。
<材料>
ローズウッドやマンダリンは年齢肌や乾燥肌に向いていますし、パルマローザとの香りの相性もいいですね。
柔らかくて気持ちを穏やかにしてくれる化粧水です。
スキンケアをしながら、同時に芳香浴もできてしまいます。

「こころにも効くアロマ・50種レポート」では、心への作用を中心に解説しています。

 

こんな時はどの精油を使えばいい?と迷ったら、詳しい効能をまとめた「80種のアロマ効能一覧表」もぜひご利用ください。

 


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