2021.4.14 更新
シトロネラは、レモンの香りがするハーブです。
とはいえ、柑橘系のレモンより、レモングラスに似ています。
Citronella | ||||||||
学名:Cymbopogon nardus(キンボポゴン ナルドゥス) 科名:イネ科 抽出法:水蒸気蒸留法 抽出部位:葉 産地:インドネシア、ジャワなど 主成分:ゲラニオール、ボルネオール、シトロネラール、リモネン、カンフェンなど
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ノート/ブレンドファクター/色
ミドル / / 無色
香りの特徴
レモンのような爽やかな香り
主な特性
禁忌
特になし
爽やかなレモンの香りがするシトロネラは、スリランカ原産で、現在ではマダガスカル、グアテマラ、南米など熱帯地方で生息しています。
レモンの香りがしますが、レモングラスと同じくイネ科の植物ですので、細長い葉っぱの多年草です。
野生のシトロネラは花が咲くらしいので、一度見てみたいと思いますが、日本では難しそうです。
精油を蒸留するときには、収穫したての葉よりも乾燥させた葉の方が精油がたくさん採れますし、香りも良いそうです。
シトロネラは、主にスリランカで生産されていたので、スリランカ・セイロンが主流でした。
1980年代に入り、ジャワでも生産が開始され、シトロネラの2大産地となりました。
ジャワ産の方が香りが強く、ゲラニオールの含有量が多いとされています。
どちらが良いかは好みですが、はっきりした香りが好きな方は、ジャワ産を選ぶと良いでしょう。
シトロネラといえば、蚊除けです。
シトロネラール、シトロネロールが含まれているので、蚊が嫌がる香りなのです。
私たち人間にとっては良い香りでも、虫には嫌われてしまうのですね。
網戸やドア付近だけでなく、お肌にも使える蚊除けのアロマスプレーを作っておくと、虫の季節は便利ですよ。
<材料>
<作り方>
もし、甘めの香りの蚊除けスプレーにしたい場合は、ゼラニウムを少しブレンドするのも良いと思います。
その場合は、シトロネラを7 滴、ゼラニウムを3滴にしてみて下さい。
手作りアロマキャンドルなら、お部屋の中を良い香りにしながら、蚊除けもできてしまいます。
<用意するもの>
<作り方>
精油の量は、キャンドルを一度使ってみて、心地よい量を探りたいところです。
香りが強すぎても不快になるので、まずは5滴くらいから様子を見て、もし香りが足りなければ、ろうが溶けているときに少し加えると良いでしょう。
シトロネラはとても爽やかでスッキリした香りなので、気分をリフレッシュさせるには最適です。
ただ、シトロネラの面白いところは、この爽やかな香りでもリラックスする人がいるということです。
香りの感じ方は個人差が大きいので、自分がどちらのタイプか、仕事や家事の合間にリフレッシュしたい時と、疲れてリラックスしたい時、それぞれ使ってみると良いと思います。
シトロネラとレモングラス、とっても香りが似ています。
成分が似ているのか、比べてみましょう。
シトロネラ
ゲラニオール、ボルネオール、シトロネロール、シトロネラール、リモネン、カンフェン、酢酸ゲラニルなど。
レモングラス
ネラール、ゲラニアール、ゲラニオール、リナロール、リモネンなど。 こ
うやって見てみると、結構成分が違います。
シトロネラはゲラニオールがメイン、レモングラスはネラールとゲラニアールがメインです。
興味のある方は、2つをかぎ比べてみても面白いですよ。
個人的には、レモングラスの方がやや青臭い気がします。
<参考文献>