オレンジスイートの効果効能、使い方

2021.7.14 更新

子供からお年寄りまで、幅広い年代で使いやすい、オレンジスイート 。

 

初めて買う1本としても、おすすめの精油です。

 

オレンジスイートの使い方やおすすめのブレンドなどをご紹介します。

 

優しいオレンジの香りに、心癒されます。

 



 

        Orange Sweet        

学名:Citrus sinensis(キトルス シネンシス)

科名:ミカン科

抽出法:圧搾法

抽出部位:果皮

産地:イタリア、イスラエル、アメリカ、フランス、スペイン、

   ブラジル、オーストラリア、モロッコ、チュニジア

主成分:リモネン、シトラール、ネロール、リナロール、オクタナール、

    デカナール                           

 

 

ノート/ブレンドファクター

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香りの特徴

 さわやかですっきりとした香り。いわゆる”みかん”とはちがう。

 

主な特性

  • リラックス&リフレッシュ
  • 神経性の胃痛、下痢等の緩和
  • 不眠の改善
  • 胸やけ、食欲不振
  • 収斂作用 
  • 空気清浄

 

禁忌

 特になし。光毒性があるのはビターオレンジなので、オレンジスイートにはありません。

 

 日中でも使える柑橘系アロマです。

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1.オレンジスイート はブレンドもしやすいアロマ

スイートオレンジと呼ばれることもあります。

 

メディカルアロマテラピーの中では、残念ながらそれほど効能の高い精油ではありません。

 

どんな作用があるかと聞かれると、正直あまり目立つものがない。

 

でも、香りがとてもいいことと、比較的万人受けしやすい香りなので(オレンジの香りが嫌いな人ってあまりいませんよね)、ブレンドしやすい精油です。

 

他の精油とあわせるのにはとても重宝します。

 

1-1.オレンジの種類によって微妙に香りが違う

スイートオレンジというオレンジは見かけませんよね。

 

スイートオレンジはあくまでも精油としての呼び名で、オレンジの種類としてはバレンシアオレンジやネーブルオレンジが使われています。

 

ちなみにビターオレンジは品種が違いますが、オレンジスイートと香りは似ています。

 

ただ、光毒性があるので、日中は使いづらいアロマ。

 

同じオレンジを使うならオレンジスイートの方が便利です。

 

マンダリンはオレンジスイートよりもさらに優しい香りです。

 

光毒性もないので、オレンジ系の香りを使いたいときは、オレンジスイートかマンダリンがおすすめです。

 

2.オレンジスイート はお腹の調子を整える

消化器系の不調を改善してくれます。精神的なストレスによる食欲不振などには芳香浴もしくはお腹のトリートメントをしてみましょう。

 

胃もたれなど消化不良ぎみの時にもおすすめです。

 

健胃作用といって胃の調子を整えてくれる働きと、消化促進作用があるので、腸の調子も整えてくれます。

 

それほど強力な作用ではありませんが、オレンジの柔らかい香りでお腹の調子も整えていきたいという方にはおすすめです。

 

気持ちが和らげばお腹の調子も良くなりますしね。

 

ただし食欲を刺激しますので、ダイエット中の人は注意です!

 

2-1.オレンジスイートでセルフマッサージ

なんとなくお腹が張っているとか胸やけがするとか、気分が優れない時にはマッサージオイルを作ってセルフマッサージを。

 

<材料>

  • ホホバオイル 小さじ1
  • オレンジスイート 1滴
  • コリアンダー 1滴

これを混ぜてお腹塗って時計回りにマッサージしましょう。

 

便秘がちな人はコリアンダーの代わりにフェンネルがおすすめ。少し強めにマッサージすると、腸の動きが活発になりますよ。

 

3.オレンジスイートには気の流れをなめらかにする効果も

オレンジスイートは気分を明るくしてくれます。

 

抑うつ的になった時、物事にうんざりした時、エネルギーがなくなった時などに助けてくれる精油です。

 

これはリナロールという成分のおかげでしょうか。

 

リフレッシュというよりはリラックスしたい時にむいていると思います。

 

緊張や不安を感じやすい人、抑うつ的な気分になりやすい人には特におすすめのアロマです。

 

気の流れをなめらかにして、滞った気持ちをスッキリさせてくれますよ。

 

元気いっぱいになる!というよりはやさしい気持ちを取り戻す、こころ穏やかになれる精油だと思います。

 

私が夜寝る時に使う精油の中でも頻度の高いものです。

 

お子さんにも使えるやさしい香りですよ。

 

3-1.おすすめのアロマブレンドレシピ

 フローラル系とはどの精油とも相性がいいと思います。

 

お花の香りはちょっと甘すぎる(または濃厚すぎる)と感じることが多いのですが、オレンジをブレンドすることでその甘さが和らぎ、よりやわらかな香りになる気がします。

 

特に、ネロリとのブレンドはおすすめ!とても幸福感に包まれる香りになります


レモングレープフルーツなど、同じ柑橘系のアロマとブレンドのもいいですね。とてもさわやかな香りになります。

 

4.オレンジスイートの肌の状態を保つ働き

1ヶ月間、オレンジスイートを使った30人と使わなかった15人の体調を数値化したところ、香りを使った方のグループは体調が良くなり、よく眠れるようになったおかげか、肌の水分量が維持できて、肌荒れが改善された、という研究結果があります。

 

直接肌に塗るという方法でなくても、香りでリラックスすることによって間接的に肌の状態を改善できるということですね。

 

4-1.夜のリラックスタイムに

1日頑張った自分へのご褒美に、寝る前のリラックスタイムに是非使って欲しいと思います。

これで芳香浴を楽しんでみてください。

 

アロマランプなどがなくても、ティッシュにたらすだけでもOKです。枕元に置いて寝ると、リラックスしてぐっすり眠れるでしょう。

 

5.オレンジスイート おすすめブレンドレシピ

 

メディカルアロマテラピーは、精油を1つではなくいくつかブレンドして使うことが多いです。

 

オレンジスイートのおすすめのレシピをご紹介しますね。

 

5-1.緊張をほぐす芳香浴

 

アロマランプ(アロマライト)があればそれでもいいですし、なければティッシュにたらして楽しみます。

 


5-2.食欲がない時の芳香浴

アロマランプなどで。ティッシュにたらしてももちろんOK。リラックスできる場所で香らせ、ゆっくりと呼吸しましょう。


5-3.クリスマスの香り

  • オレンジスイート精油 2滴
  • シナモン精油 1滴

なんとなく、クリスマスっぽい香り!?

冬は心があったまる香りです。

6.オレンジスイートの歴史

 

ギリシャ神話の中で、女神アフロディーテに捧げられた黄金のリンゴとは、実はオレンジだったと言われています。

 

オレンジはインドで誕生、その後中国に渡ります。学名の「sinensis」は中国という意味ですが、なんとなくアジア原産というのが不思議。

 

フロリダとかバレンシアというイメージがあるからでしょうか。

 

中国からヨーロッパへ、そして新大陸へと渡ります。

 

今ではフロリダやカリフォルニアはオレンジ油の主要な産地になっています。

 

7.オレンジスイートのおすすめは?

オレンジスイートはどこのブランドでもありますから、色々嗅ぎ比べてみてほしいです。

 

同じオレンジでも微妙に違うのが面白い。

 

私が好きなブランドのオレンジスイートをいくつかご紹介しておきます。

 




「こころにも効くアロマ・50種レポート」では、心への作用を中心に解説しています。

 

こんな時はどの精油を使えばいい?と迷ったら、詳しい効能をまとめた「80種のアロマ効能一覧表」もぜひご利用ください。

 


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