Bergamot | ||||||||
学名 Citrus bergamia 科名 ミカン科 抽出法 圧搾法 抽出部位 果皮 産地 イタリア、モロッコ、コートジボアール、アルゼンチン 主成分 酢酸リナリル、リモネン、リナロール、ベルガプテン、ネロール
|
トップ / 10
香りの特徴
甘くフローラルな、柑橘系の香り
主な特性
中枢神経鎮静作用(気持ちを落ち着かせる)
誘眠作用(良い眠りにつける)
リフレッシュ作用(鬱状態、やる気が出ない、心身の疲労)
心因性〜・神経性〜(食欲不振、不安、不眠)
抗菌作用(感染症、膀胱炎、湿疹、脂性肌)
禁忌
ベルガプテンを含んでいるので光毒性に注意です。使用後、12時間は日光に当たらないこと。つまり、朝皮膚に使わないことがいいということです。
※この毒性をなくすために脱フロクマリン加工したものもありますが、これは人工的に精油の成分を変えている、という点で「ピュアナチュラル」とはいえません。
<スポンサードリンク>
柑橘系の中でも異彩を放つ(と私が勝手に思っている)香りです。こころが和むというよりは、もっと奥深いところへ語りかけるような精油だと思っています。
特に女性に人気のある香りですね。
ベルガモットの名前は知らなくても、紅茶のアールグレイはご存知の方が多いでしょう。アールグレイの香り付けに使われているのがベルガモットです。
天気のよい、燦々と日差しが降り注ぐ昼日中に嗅ぐよりは、夜静かに、心地よい音楽をかけながら、目を閉じてゆっくりと深呼吸して、胸の奥深くまで染み渡らせたい香りです。
疲労やストレスがたまりすぎて、どうにも体調が優れないというとき。それは自律神経のバランスが乱れているのかもしれません。
自律神経は自分の意思ではコントロールできない神経で、交感神経と副交感神経がバランス良く働いてこそ、心も身体も元気に過ごせるのです。
ところが、女性は繊細な生き物ですから、ちょっとしたストレスでも自律神経のバランスを乱しがちです。
交感神経が優位になりすぎると、夕食を食べてお風呂に入っても何だかリラックスできなかったり、寝つきが悪くて疲れが取れない、ということが起こります。
そんな時に使って欲しいのがベルガモット。活発になりすぎた交感神経を鎮めて、リラックスさせてくれます。
ベルガモットのほんのり苦味のあるオレンジの香りが心を和らげて、疲れを取ってくれますよ。
1日5分で構いません。ちょっとスマホから離れて、ゆっくりする時間を作ってみてください。
おすすめしたいのはベルガモットの芳香浴。寝る前に、ティッシュにたらして深呼吸をしながらゆっくり香りを楽しみます。
もちろん、アロマランプやアロマディフューザーなどで楽しんでもOKです。
柑橘系のアロマは胃腸の調子を整えるものが多いのですが、ベルガモットもその一つです。
特に、特に神経性の消化不良や感情的なストレスに起因する食欲不振に適しています。
ストレスがたまると気の流れが悪くなって、胃腸の働きも低下してしまうんです。胃腸に滞る気を解放し、循環させ、調和を取り戻すように働くので、精神的な疲れによる胃腸の不調を改善するのにおすすめです。
胃腸に良いアロマはたくさんあるのですが、中でもおすすめしたいのがコリアンダーとのブレンド。
コリアンダーは言わずと知れた「パクチー」ですが、ご安心ください。食べるパクチーは葉っぱ、コリアンダーの精油は種から採れますから、香りが違います。
自律神経のバランスを整えながら胃腸の働きも良くするベルガモットと、同じく胃腸に良いコリアンダーのブレンドで、胃もたれもスッキリです。
<材料>
これをよく混ぜて、お腹に塗ってみてください。30分ほどすると胃の不快感も取れてくると思います。
ベルガモットには光毒性がありますから、日中に紫外線が当たる場所には塗らないでくださいね。シミは肌トラブルの原因になります。
ハーブのベルガモットとは別物です。ハーブの方は紫やピンクの矢車菊のような花を咲かせますが、こちらは樹高2メートルから5メートルにもなる木です。
イタリアの民間療法では大切な治療薬であり、16世紀以降はヨーロッパの数多くの植物誌に、消毒薬・解熱薬として記載されるようになりました。
<スポンサードリンク>