2021.6.4 更新
針葉樹から採れる精油は、すっきりした香りが特徴。
ジュニパーもそのひとつです。
ほんの少し苦味も感じるようなクリアな香りは、心を浄化する香り。
体の余分なものを排出するサポートもしてくれるので、心身ともにスッキリしたいときにおすすめのアロマです。
Juniperberry | ||||||||
学名:Juniperus communis(ユニペルス コムニス) 科名:ヒノキ科 和名:セイヨウネズ 抽出法:水蒸気蒸留法 抽出部位:果実(”ジュニパー”といった場合は実付きの小枝) 産地:ハンガリー、フランス、イタリア、ユーゴスラビア、カナダ、クロアチア、オーストリア、インド 主成分: α-ピネン、ミルセン、サビネン、リモネン、テルピネン-4-オール
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ノート/ブレンドファクター/色
トップ〜ミドル / 4 /無色
ウッディーでさわやかな香り
主な特性
禁忌
腎臓障害や体内に炎症がある時、
妊娠中の使用は避ける
ジュニパーと聞いてピンと来ない人でも、お酒のジンの香りといえばわかるかもしれませんね。
精油は、液果のみから取れるジュニパーベリーと液果・葉・枝から取れるジュニパーがあるので、購入の際は抽出部位を確認しましょう。
ただ、「ジュニパー」も「ジュニパーベリー」も基本的には同じものだと思って大丈夫です。
実が中心か、小枝が中心かの違いですが、精油の作用はさほど変わりません。
どちらを選んでも香りはほぼ同じです。
ジュニパーのクリアな香りは、古くから魔除けとしても使われてきました。
宗教儀式などでも使われ、中世ヨーロッパでは伝染病が蔓延するのを防ぐためにも利用されました。
ジュニパーにはそれほどの強力な殺菌作用があるということが昔から知られていたんですね。
コレラやチフスといった伝染病の治療に使われてきました。
フランスの病院では、ジュニパーとローズマリーの枝を焚いて、空気の浄化に活用していました。
実際疫病や傷の治療にかなり役立っていたようですね。
空気清浄効果もありますし、この効果はもちろん今でも使えます。
風邪の季節はレモンと組み合わせて空気清浄スプレーを作ると、風邪の予防に役立つと思います。
風邪の季節に重宝する、空気浄化スプレーを作りましょう。
<材料>
<作り方>
スプレーボトルは100均に売っているもので構いません。
朝起きたとき、外から帰った時など部屋の中にシュッシュとスプレーしましょう。
ジュニパーのスッキリした香りを楽しみながら、空気を浄化して風邪の予防に役立ちますよ。
このブレンドは私も大好きで、針葉樹の林の中を歩いているような気分になります♪
▼▼普段使いにおすすめのジュニパー かなりお買い得なジュニパー。
ルームコロンを作ったり、普段使いにおすすめ。
もちろんマッサージにも。
ジュニパーの利尿作用は素晴らしいと思います。
メディカルアロマにはむくみよい精油がいくつかありますが、ジュニパーもその一つです。
リンパの滞留を改善し、同時に体を温めて活性化する作用があるので、慢性疲労、腰痛、手足の冷えやむくみに有効です。
以前トリートメントの際、ジュニパーを加えると、本当にトイレが近くなり驚きました。
体が重く感じる時など脚や足裏をトリートメントすると、とってもすっきりしますよ。
むくみが気になる人にオススメの精油です。
水分や塩分の摂り過ぎ?足のむくみが気になる時に使ってみてください。
<材料>
これを混ぜて、ふくらはぎなどに塗ってみましょう。
お風呂上がりなど、身体が温まっている時に塗ると効果的です。
オイルだとべたつくので家の中でしか使えませんが、ジェルだったらクリーム容器などに入れて持ち歩くことも出来ます。
仕事中に足がむくんでいるなあと思ったら、ふくらはぎなどに塗るのもおすすめです。
ジュニパーのキーワードはずばり”浄化”。
この浄化作用は、体だけでなく、こころにも効果を発揮します。
不安感、恐れといったマイナス感情を持ったこころを浄化し、エネルギーを強化することでこころを解放します。
ネガティブな心を浄化してすっきりしたい時に芳香浴をしてみてください。
頭が煮詰まっている時やアイディアがわいて来ないとき、何となく心の滞りを感じる時におすすめの香りです。
スッキリした香りは、柑橘系の香りとよく合います。
また、逆の甘い香りとも、意外と相性が良いですよ。