Myrrh | ||||||||
学名 Commiphora myrrha Commiphora abyssinica 科名 カンラン科 抽出法 水蒸気蒸留法 抽出部位 樹脂 産地 中東、エジプト、ソマリア、モロッコ、エチオピア、エリトリア 主成分 クミンアルデヒド、シナミックアルデヒド、リモネン、α-ピネン オイゲノール
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ノート/ブレンドファクター
ベース / 1〜2
香りの特徴
ムスクに似た強い香り
主な特性
こころを明るく高める作用
(気力が衰えた時、無気力になった時)
子宮強壮作用
刺激作用
抗菌作用
健胃作用
禁忌
妊娠中の使用は避けます
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古代から珍重され、その殺菌作用からミイラ作りにも使われました。
幼子イエスの捧げものとして、乳香(フランキンセンス)とともに聖書にも登場しますが、キリスト誕生の贈り物として献上されただけでなく、その死に際して捧げられた供物でもあります。
香りというのは古代は財産の一つであり、宗教儀式などに使われるだけでなく、化粧品や治療薬としても使われていたのです。
中近東と地中海沿岸では、約4000年にわたって使用されてきた、芳香物質の草分けの一つです。
古代エジプト人は「プント」あるいは「ファン」と呼び、弔いのハーブとしても大切にされ、葬式用の香として焚かれました。
ミルラという名前は「ミイラ」の語源となったと言われています。
また、古代ヘブライ人は、ワインとともにこれを飲み、宗教儀式を催す意識を高めるのに利用しました。
メディカルアロマの中では、トリートメントなどに使うよりも心のメンテナンスに使われる精油です。
気分を落ち着かせ、精神を研ぎすますので、考え過ぎや不安、注意散漫に効果的です。
また、気力がない、気力が衰えていると思う時にも使ってみてください。前に進むパワーをくれるでしょう。
ちょっとしたことでも落ち込みやすい、不安や緊張を感じやすいという人におすすめです。
疲れている時には、一度頭の中を空にすることも必要です。
頭が煮詰まってしまうといい考えも浮かんで来ないので、心のざわざわをいったん追い出しましょう。
ミルラと相性がいい香りですが、樹脂系の香りならだいたいあうと思います。おすすめはベンゾイン。
ミルラの麝香のような香りと、ベンゾインのバニラの甘さがピッタリです。
1滴ずつティッシュにたらし、クンクンと嗅いでみてください。部屋の明かりを落として、目を閉じてゆっくりと香りを楽しみます。
年齢が気になる肌や、炎症が気になる肌のケアにおすすめです。荒れてしまった肌を健やかに整えてくれるので、クリームなどに混ぜて使うといいでしょう。
しわにも良いと言われていますから、アンチエイジングにも役立つと思います。
などにもいいので、ハンドクリームとして使うのもいいですね。
無香料のクリーム小さじ1あたり、ミルラを1滴混ぜてください。
もっといい香りにしたい!という時は、好みの精油をもう1滴加えるといいでしょう。
抗菌作用、抗炎症作用から風邪の諸症状に効果があり、咳を鎮め痰を切ります。ユーカリ、ティートゥリー、パインなどのブレンドがよいでしょう。
などが気になる時に使ってみましょう。
ユーカリとあわせて、風邪用のジェルを作ります。
<材料>
風邪の引き始めかな?と思う時に使うと効果的です。
オイルを使うよりもジェルの方が浸透が良いこと、また、服を汚さないので、日中でも塗ることが出来るので、水溶性ジェルをおすすめします。
婦人科系の疾患によいとされていて、
などにとても有効だといわれています。
特にカンジダ症は再発することが多いので、予防的にミルラを使うのもいいでしょう。
ホルモンバランスを整えて子宮を元気にするために使ってみてください。
<材料>
これをお腹に塗ってゆっくりマッサージ。お風呂上がりや夜寝る前のリラックスタイムに。
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