ローズマリー・ベルベノン精油の効果効能、使い方

2021.5.11 更新

スッキリした香りのローズマリーですが、ベルベノンはシネオールよりもさらにスッキリ。

 

クリアな香りが特徴です。

 

あまりメジャーじゃない精油ですが、セルライトのマッサージにもぜひ使って欲しい、結構役に立つ精油なのです。

 

 

        Rosemary vervenone        

学名:Salvia rosmarinus

科名:シソ科

抽出法:水蒸気蒸留法

抽出部位:葉

産地:フランス、チュニジア、ユーゴスラビア、スペイン、ポルトガル、イタリア、モロッコ、アメリカ

主成分:α-ピネン、カンフェン、ベルベノン、カンファー、1.8-シネオール

 

ノート/ブレンドファクター

 ミドル / 2

 

香りの特徴

 森林の中にいるような、清涼感のある香り

 

主な特性

  • 脂肪溶解作用(セルライト)
  • 抗カタル作用(気管支炎、風邪など)
  • 粘液溶解作用
  • 瘢痕形成作用(ニキビ、肌荒れ)
  • 内分泌腺調整作用
  • 肝細胞再生作用(肝臓の不調)
  • 皮膚組織再生作用(しわ、乾燥肌)

 

 

禁忌

 通経作用があるので妊娠初期には使用しないこと。

 


1.ローズマリーはケモタイプ精油

 ローズマリーはケモタイプ精油といって、分類上は同じ植物でありながら、生育状況によって成分の比率が変わってくる精油です。

の3種類が主に出回っている精油です。

 

シネオールは1.8-シネオールが主成分で、一般的にローズマリーといえばシネオールを指すことが多いです。風邪の諸症状にもいいですし、集中力を高めたい時にもいいアロマです。

 

カンファーは認知症対策として注目が集まっている精油ですが、筋肉痛や肩こりの緩和にも使われます。

 

ベルベノンはその名の通り「ベルベノン」という成分が特徴的で、肝機能の向上やセルライト解消マッサージなどによく使われます。

 

2.ローズマリー・ベルベノンで森林浴

ベルベノンにはα-ピネンという成分が含まれているのですが、これは樹木系のアロマに多く含まれる成分です。

 

気持ちをリフレッシュし、スッキリしたい時におすすめの香りです。

 

疲れた心を癒したい、という時に、森の中に行かなくてもベルベノンで手軽に森林浴ができますね。

 

3.ローズマリー・ベルベノンの血行を促進する作用

α-ピネンには血流を良くしてくれる働きもあるんです。

 

ですから、冷え性はもちろん、低血圧、血行不良から来る肩こりなどにも有効です。

 

特に女性の場合、冷え性から来る様々な不調があると思うので、血液の流れを良くして身体を温めることで、体調も整ってくるのではないでしょうか。

 

3-1.血行促進マッサージ

身体が冷えてるなあと思ったら、ローズマリー・ベルベノンでマッサージ。

 

お風呂上がりなど、身体が温まっている時に行うのが効果的です。

 

特に、足を中心にマッサージしてみてください。

 

足は心臓から遠いので、血行が悪くなりやすいです。

 

足を丁寧にマッサージして、ふくらはぎをさすり上げるようにすると、血行促進と同時にむくみ予防にもなります。

 

<材料>

  • ホホバオイル 小さじ1
  • ローズマリー・ベルベノン精油 1滴
  • レモングラス精油 1滴

4.ローズマリー・ベルベノンはセルライトの解消にも

もう一つおすすめしたいのが、セルライトのマッサージ。

 

セルライトは脂肪細胞が肥大化したもので、皮膚が凸凹に見えるから何とかしたいですよね。

 

塗っただけでセルライトが消えるわけではありませんが、血行を促進し、脂肪を溶かしやすくすることでセルライトの解消を目指します。

 

4-1.セルライトマッサージオイル

セルライトを解消すると同時に、リンパの流れも良くしてむくみもとっていきましょう。

 

身体の巡りが良くなれば、代謝アップ効果も期待できますね。

 

<材料>

  • ホホバオイル 小さじ1
  • ローズマリー・ベルベノン精油 1滴
  • シダー精油 1滴

セルライトが気になるところに塗って、やや強めにマッサージします。

 

強めといっても痛いほど押さないで、「痛気持ちいい」くらいの圧で、リンパ節に向かってマッサージするようにします。

  • ふくらはぎは下から上へ、膝裏に向かって。
  • 太ももは鼠径部(脚の付け根)に向かって。
  • 二の腕は脇の下に向かって。

そして最後にリンパ節を軽くマッサージすると、老廃物が排出されやすくなります。

 

ちなみに、シダーはむくみに最適な精油だと思っています。

 

ヒノキの香りがします。

 

>>シダーの効果効能はこちら

 

5.ローズマリー・ベルベノンはエイジングケアにもおすすめ

ローズマリー3つの中では、最もスキンケアに向いている精油かもしれません。

 

瘢痕(はんこん)形成作用があるので、肌荒れやニキビ跡にもいいですし、しわやたるみが気になる肌も引き締めてくれます。

 

5-1.ローズマリー・ベルベノンの年齢肌用化粧水

ハンガリー王妃の水としても有名なローズマリーですから、お肌を適度に引き締めて、ハリを取り戻すためのローションを作ってみましょう。

 

<材料>

<作り方>

  1. 清潔なボトルにグリセリンを入れます。
  2. そこに精油を加え、よく振り混ぜます。
  3. 最後に精製水を加えて、さらによく混ぜて出来上がり。

肌のくすみが気になる人は、循環を良くするパチュリ精油を数滴加えるのもおすすめです。

 

>>パチュリの効果効能はこちら