カユプテの効果効能、使い方

2025.8.26 更新

 

        Cajeput        

学名:Melaleuca leucadendron

科名:フトモモ科

抽出法:水蒸気蒸留法

抽出部位:葉、枝

産地:ベトナム

主成分:1.8-シネオール、α-テルピネオール、ネロリドール、ビリディフロロール、リモネンなど

 

 

香りの特徴

 クリアでフレッシュな森林の香り

 

主な特性

  • 殺菌作用
  • 抗ウィルス作用
  • 抗炎症作用
  • 抗菌作用
  • 去痰作用
  • 鎮痛作用
  • 抗カタル作用

 

禁忌

 妊娠中の使用は避けます。


カユプテ精油の特徴|ティーツリーに似たクリアな香り

カユプテ(Cajeput)は、フトモモ科の常緑高木で、東南アジアやオーストラリアに広く分布しています。

 

精油は葉や枝から水蒸気蒸留によって抽出され、ティーツリーユーカリに似たクリアな香りが特徴です。

 

主成分は1,8-シネオールで、呼吸器系や免疫系に働きかける力が強く、抗菌・抗ウイルス作用にも優れています。

 

森林浴をしているようなすがすがしさがあり、頭をすっきりさせながらも、気持ちをゆるめてくれるような香りです。

 

カユプテは気持ちを明るくしながらリラックスさせてくれる

すっきりした香りは、気持ちを明るくし、頭をすっきりさせてくれると同時に、心を和らげてくれます。

 

頭がモヤモヤしているとき、考え事ばかりして、答えの出ない問いが頭をぐるぐるしているようなとき、カユプテの香りはモヤモヤした霧をすっきりと取り払ってくれる。

 

そんなクリアな香りです。

 

 

カユプテ精油は呼吸器系の不調にもおすすめ

喉がイガイガするときや風邪のひき始めに、吸入法で使用するのがおすすめです。

 

ティートゥリーラヴィンツァラとブレンドすると、より呼吸が楽になります。

 

【吸入法の手順】

 

  1. マグカップに少し熱めのお湯を入れる
  2. カユプテ精油を1〜2滴垂らす
  3. 目を閉じて、湯気と一緒に香りをゆっくり吸い込む(※目を刺激しないように注意)

 


カユプテには穏やかな鎮痛作用もあり

カユプテの鎮痛作用は穏やかですが、筋肉痛や肩こり、関節痛、緊張性の頭痛などに使われることもあります。

 

 

ペパーミントラベンダー・アングスティフォリアと組み合わせると、相乗効果で痛み緩和に役立ちます。

  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • 頭痛

などに使ってみてください。

 

 

●痛み止めジェル

 

  • 水溶性ジェル 小さじ1
  • カユプテ精油 1滴
  • ペパーミント精油 1滴

これをよく混ぜて常備しておくと便利です。

 

甘めの香りが好きな方は、ペパーミントの代わりに、ラベンダー・アングスティフォリアを使ってもOKです。

 



カユプテ精油のおすすめブレンド例

① 呼吸を楽にしたいとき(芳香浴向き)

  • カユプテ:2滴
  • ラヴィンサラ:2滴
  • オレンジ・スイート:1滴

→ スッキリとした香りの中に、ほっとする甘さも加えた夜にも使える呼吸ブレンド

 

② 風邪のひき始め・免疫サポート

  • カユプテ:2滴
  • ティートゥリー:1滴
  • ユーカリ・ラディアータ:1滴

→ 抗菌・抗ウイルス作用が高い精油で、家庭のアロマ救急箱として活躍!

 

③ 筋肉疲労や肩こりケア(トリートメントオイル向き)

  • カユプテ:1滴
  • ラベンダー・アングスティフォリア:1滴
  • マジョラム・スイート:1滴
  • ホホバオイル:小さじ1

→ スポーツ後や重だるい日のケアにおすすめ。

自分で首・肩・腰をマッサージするだけでも効果的です。

 

④ 集中力を高めたいとき(仕事中のデスク芳香に)

  • カユプテ:1滴
  • ローズマリー・シネオール:1滴
  • レモン:1滴

→ 頭がボーっとする午後や、考えごとが多い日におすすめ。

香りで気分が切り替わります。

 


「こころにも効くアロマ・50種レポート」では、心への作用を中心に解説しています。
こんな時はどの精油を使えばいい?と迷ったら、詳しい効能をまとめた「80種のアロマ効能一覧表」もぜひご利用ください。
※外部サイト「Sanctuary Onlineshop」に移動します。

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