
季節の変わり目は、気温のアップダウンが激しく、知らず知らずのうちに体力や気力を消耗しやすい時期です。
「なんだかやる気が出ない」「ちょっと疲れやすい」 そんな感覚があるときは、免疫力も落ちやすくなっています。
もちろん、精油は「薬」ではありません。
でも、自分の力で健康を守るための「環境づくり」には、大きな力を発揮してくれます。
今日は、そんな「体調が崩れそうな時」に役立つアロマの使い方をご紹介します。
1|免疫を整えたいときに:ラヴィンツァラ
免疫調整作用や抗ウイルス作用で知られるのが、ラヴィンツァラという精油。
主成分の「1.8シネオール」が、空気を澄ませるようなクリアな香りを放ちます。
鼻や喉まわりの違和感が気になるときや、なんとなく不調の気配を感じるときに、
- マスクの外側に1滴垂らす
- ディフューザーで空間に香らせる
など、無理のない範囲で取り入れてみてください。
2|自律神経をやさしく整える:マジョラム・スイート
体がだるい、気分が落ちる。
そんなときは、自律神経の乱れが関係しているかもしれません。
おすすめはマジョラム・スイート。
ほのかに甘く、やさしい香りが、張りつめた気持ちをほぐし、 「がんばりすぎ」を緩めてくれます。
夜寝る前、ティッシュに1滴垂らして枕元に置くだけでもOK。
深呼吸とともに香りを取り込めば、自然とリラックスできるはずです。
3|好きな香りで心をゆるめる
どれだけ効能があっても、香りそのものが好きじゃなければ、リラックスはできません。
そんなときは「効能を無視して、自分の好きな香りを選ぶ」ことも、立派なセルフケア。
私はローズウッドが大好きで、寝る前によく香らせています。
甘くあたたかなウッディ調で、心がふわっとほどけるような香りです。
香りは、心と体を整える力にそっと寄り添う
体調を崩す一歩手前で、「最近、ちょっと乱れてるかも」と気づけたら、それだけでも大きな一歩です。
そんな時こそ、アロマを上手に使ってみてください。
アロマテラピーは、自分と向き合う作業。
心と体の声に、耳を傾けてください。
精油の香りは、あなたの内側にある整える力にそっと働きかけてくれます。
1日ごとに、だんだんと秋が深まっていきますね。
温かくして、健やかにお過ごしくださいね。