柑橘系精油の違い〜成分を知ってもっと使い分けよう

2020.12.12 更新

 

柑橘系の香り、といって真っ先に思い浮かぶのは何でしょうか。

 

レモン?オレンジ?

 

柑橘系の香りの特徴は、なんといってもリモネンですよね。メリッサやレモングラスなども柑橘系に分類されますが、リモネンは含まれていません。

 

 ここでは、リモネンを含む実ものの柑橘系の成分を書き出してみました。

 

 

●レモン

 リモネン、シトラール、リナロール、オクタナール、ピネン

 

●オレンジスイート

 リモネン、ネロールシトラール、リナロール、オクタナール、デカナール

 

●グレープフルーツ

 リモネン、ヌートカトンゲラニオール、リナロール

 

●ベルガモット

 リモネン、酢酸リナリルリナロール、ネロール、ベルガプテン

 

●マンダリン

 d-リモネン、α-ピネン、β-ピネン、ミルセン

 

こうやって並べてみると、リモネン以外の成分がかなり特徴的ですね。

 

レモンのさっぱりした香りはリモネンやシトラールから、ベルガモットのこころを落ち着かせる香りは酢酸リナリルやリナロールから来ているものと思われます。

 

インストラクター試験に出るのは、こういった特徴成分です。

 

柑橘系にリモネンが含まれているのは容易にわかることですから、それ以外の成分についてよく覚えておいた方がいいと思います。

 

Photo by ミントBlue